■1日
雛祭 宝鏡寺
「春の人形展※」の初日でもあり、島原の太夫の艶やかな舞の披露があります。 ※春の特別展参照
■2日
関白忌 平等院
平等院の創設者、宇治関白の藤原頼道を偲んで法要が営まれます。
■3日
ひいな祭 市比売(いちひめ)神社
人雛で有名です。十二単の着付けの段階から見学することができ、三人官女の舞や投扇興などが披露されます。ひな茶の接待もあります。
流しびな 下鴨神社
古来より続く、厄を祓い無病息災を祈る行事です。神事の後、人形をのせた”さんだわら”を御手洗川に流して子供達の無事を祈願します。
■9日
雨乞祭 貴船神社
鴨川の水源にあるこの神社は、平安建都以来水を司る神として崇敬されています。「タカオカミノカミ」を祀り降雨と五穀豊穣を祈願して、榊の葉で御神水を天地に振りかけます。
■10日
芸能上達祈願祭 虚空蔵法輪寺
古くから知恵と技芸を授けると多くの人々の信仰を集めています。芸の上達を願って祈願法要が営まれ、茂山忠三郎社中による狂言の奉納もあります。
■12日~21日
京都・花灯路2011 東山一帯
清水寺から円山公園、八坂神社を通って青蓮寺までの約5kmは、京風情あふれる光のプロムナードとなります。
期間中、周辺の神社仏閣では特別拝観やライトアップが実施されます。
★いけばなプロムナード…2500基にもおよぶ露地行灯と京のいけばな協会各流派家元等にによる華麗な作品が、
散策するひとを幽玄の世界に誘います。
★幽玄の川…円山公園内の小川のせせらぎ一面を活用し幻想的な空間が演出されます。
★期間中特別拝観・ライトアップを実施する寺院等…青蓮院、知恩院、八坂神社、大谷祖廟(参道)、大雲院(祇園閣)、高台寺、圓徳院、法観寺(八坂の塔)、清水寺
■15日~17日
清水寺 青龍会
青龍会(せいりゅうえ)は、法螺貝を吹き先布令を行う「転法衆」を先頭に、行道を指揮する「会奉行」、そして観音加持を行う「夜叉神」、さらに「四天王」が龍の前後を守護し、「十六善神」の神々が続くという大群会行の行道です。東山山麓は四神相応の青龍の地にあたり、音羽の滝に観音様の化身である龍が水を飲みに来るという故事とも重ね執り行われるようになったそうです。
■17日
古渓忌(こけいき) 大仙院(大徳寺塔頭)
千利休と関わりが深かったとされる三代古渓和尚を偲んで、薄茶の奉仕が行われます。本堂は国宝、庭園は枯山水の代表的なものとしても有名です。
■18日
元政上人忌と法華懺法会 瑞光寺
詩文が巧みな文人であった元政上人を忍び、法要と遺品展が行われます。
■21日
和泉式部忌 誠心院
別名「和泉式部寺」とも呼ばれる誠心院では、式部の命日のこの日、式部にちなんだ謡曲「東北」「誓願時」が奉納され、式部ゆかりの屏風が特別公開されます。
■22日
千本釈迦念仏 千本釈迦堂
鎌倉期に建てられた本堂は、現存する京都最古の建造物で国宝です。釈尊の「遺教経」を千本式の唱え方で奉納するもので、本堂内に僧侶の歌唱する声明が静かに流れます。
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■非公開文化財特別公開 1月8日~3月21日
大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」の放映を記念して、 名将、天下人、そして戦国の世を彩る女性たちゆかりの寺院の、普段は観ることのできない文化財が特別公開されます。
※法要等により拝観できない日時が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
※京都市観光協会ホームページの「京の冬の旅」http://www.kyokanko.or.jp/から「非公開文化財特別公開」のページに入っていただくと、拝観不可日、拝観時間等の詳しいご案内が掲載されています。
スタンプラリーなど楽しくお得なイベントも掲載されています。
金戒光明寺 ~浅井三姉妹の三女 徳川秀忠の正室・江~
法然上人が初めて念仏道場を開いた地であり、幕末の新撰組ゆかりの地として知られる寺院。春日局が建立した「江」の供養塔があります。徳川秀忠の肖像画、織田信長の「天下布武」の朱印状など武将ゆかりの寺宝もご覧いただけます。
光雲寺 ~秀忠と江の娘・東福門院和子~
弘安3年(1280)の創建で、のちに臨済宗南禅寺派の塔頭寺院となった寺。秀忠と江の娘で後水尾天皇の中宮となった東福門院和子の尽力によって、菩提寺として再興。東福門院の木像ほかゆかりの寺宝が公開されます。
知恩院三門 ~江戸幕府二代将軍・徳川秀忠~
今年、法然上人800年大遠忌を迎える浄土宗の総本山であり、徳川将軍家の菩提所。今回特別公開の三門(国宝)は二代将軍秀忠が建立したもので世界最大級の木造の門として有名です。内部の柱や天井には極彩色の天女や飛龍が描かれています。
高台寺 ~天下人・豊臣秀吉~
豊臣秀吉の菩提を弔うため正室・北政所が建立した寺で、華やかな桃山文化を偲ばせる建物や庭園が残っています。今回は、秀吉愛用の履物、杖、陣羽織(複製)などの寺宝が特別公開されます。
高台寺圓徳院 ~秀吉の正室・北政所~
北政所ねねが亡くなるまでの19年間を過ごした地で、書院北庭(名勝)は巨石の並ぶ枯滝(かれたき)石組や築山を中心とした、桃山時代を代表する枯山水庭園です。今回は秀吉や北政所の肖像画、秀吉の出世守り本尊「三面大黒天」などが特別公開されます。
建仁寺正伝永源院 ~信長の弟・織田有楽斎~
織田信長の弟である大名茶人・織田有楽斎(おだうらくさい)が晩年建てた茶室「如庵(じょあん)」は斬新で風情ある名席として平成8年に復元されています。織田有楽斎の木像や墓、狩野山楽筆と伝えられている襖絵「蓮鷺図(れんろず)」などがご覧いただけます。
建仁寺両足院 ~戦国武将・黒田長政~
戦国武将・黒田長政が関ヶ原の合戦の際に兜(かぶと)に納めて出陣し勝利したと伝えられ、秘仏となっている毘沙門天(びしゃもんてん)像が特別御開帳されます(本邦初公開)。
大徳寺総見院 ~天下一のさきがけ・織田信長~
豊臣秀吉が建立した織田信長の菩提寺であり、信長の坐像(重文)や境内には信長ほか一族の墓があります。また、趣の異なる三席の茶室「寿安席」「香雲軒」「?庵(ほうあん)」や、秀吉遺愛の「胡蝶侘助椿」、加藤清正が持ち帰った朝鮮石を井筒にしたという「掘り抜き井戸」などがご覧になれます。
大徳寺玉林院 ~戦国武将・片桐且元 山中鹿之助~
客殿(重文)には狩野探幽とその一門による襖絵「山水図」「竹林七賢・四愛図」が飾られ、また見事な意匠で名高い二席の茶室「蓑庵(さあん)」「霞床席(かすみどこせき)」はいずれも重文で、それぞれに異なる風情を見せています。
妙心寺麟祥院 ~徳川家光の乳母・春日局~
三代将軍家光が乳母である春日局(かすがのつぼね)の冥福を祈るために建立した妙心寺の塔頭寺院。後水尾天皇から下賜された「御霊屋(おたまや)」には小堀遠州作と伝わる春日局坐像が安置されています。また、春日局が家光より賜った色鮮やかな「百椿図屏風」も特別公開されます。
妙心寺海福院 ~戦国武将・福島正則~
福島正則が創建した妙心寺の塔頭寺院で、福島家の菩提寺。「賤ヶ岳(しずがたけ)の戦い」で一番槍として戦功をあげた正則の槍や福島正則画像、陣中杯や書状などが特別展示されます。
東寺五重塔 ~江戸幕府三代将軍・徳川家光~
徳川三代将軍家光が再建した日本最高の五重塔(国宝)。特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、大日如来に見立てて心柱を守るように金剛界四仏が安置されています。
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春の特別展・特別公開 5月下旬・6月上旬まで
宝鏡寺 春の人形展
3月1日~4月3日 皇女が歴代の住持になった門跡尼寺恒例の人形展。光明天皇寵愛の人形をはじめ由緒ある御所人形や内裏雛が多数公開。
相国寺 春の特別拝観
3月24日~6月4日 法堂、開山堂、浴室など。
東寺 「宝物館」春の特別公開
3月20日~5月25日 密教美術の宝庫です。
高台寺 春の特別展
3月23日~5月8日 桃山美術の傑作といわれる高台寺蒔絵の調度品など、北政所ゆかりの寺宝。
圓徳院 春の特別展
3月23日~5月8日 長谷川等伯の襖絵や国の名勝に指定されている枯山水、庭園など。
青蓮院 「茶室好文亭」の特別拝観
3月21日~5月5日の土・日・祝日 後櫻町上皇の御学問所である「好文亭」が公開されます。期間中は正式なお点前を楽しんでいただけます。
大徳寺塔頭黄梅院 春の特別公開
3月22日~5月8日 本堂、庫裏、唐門は国の重要文化財。中でも庫裏は現存する禅宗寺院における最古のもの。
天龍寺塔頭弘源寺 春の特別公開
3月19日~5月16日 本堂から見る嵐山借景は絶品。寺宝・美術品も見られる。
天龍寺塔頭宝厳院 庭園公開
3月19日~5月31日 嵐山を借景する「獅子吼の庭」の趣は格別です。
車折(くるまざき)神社 富岡鉄斎展
3月21日~5月5日 ここの宮司でもあった鉄斎の作品と愛用の品々が公開されます。
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※無料と断ったものには数に限りがあります。またそれ以外は授与料等が必要です。
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