■正月1・2日
心経祈祷修正会 大覚寺
大晦日から元旦・2日にかけて6回、門跡はじめ一門の層が参集して祈祷会が催され、参詣人々に祈祷札が授与されます。
■正月1~3日
皇服茶 六波羅蜜寺
空也上人が薬湯を病人に飲ませ病気を平癒したという故事にちなみ、元旦に及んだ若水で茶を点て、小梅と昆布を入れた皇服茶(大福茶)が振る舞われます。また先着3000名様に稲穂が無料で授与されます。
新年祈祷会 狸谷山不動院
護摩が焚かれ、祈祷を受けた人々にお札が授与されます。
初大国祭 地主神社
恋占いの石(目隠しをして二つの石の間を歩ければ恋が成就する)で有名な神社。新年の縁結び開運招福をお祈りします。また参加者には「開運こづち」が無料で授与されます。
■2~4日
筆始祭 北野天満宮
書道の上達を願っての書き初めが行えます。学問の神様(菅原道真)を祭っていることから、受験生の合格祈願は特別に多く大変な賑わいとなります。
■3日
かるた初 八坂神社
和歌の神様でもある素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とすることから行われます。十二単姿のかるた姫、境内に流れる小倉百人一首の詠み上げる声、京の正月になくてはならない風物詩となっています。
■4日
蹴鞠初 下鴨神社
平安初期には宮中で儀式化されていたといわれる最も古い伝統芸能のひとつ。古式ゆかしく繰り広げられる蹴鞠の様子は毎年TVニュースなどで紹介されるため、大変な人出となります。
■5日
八千枚大護摩供 赤山禅院
比叡山の千日回峰行を納めた阿闍梨により執り行われる大護摩供。煩悩や災いを除き招福を願う参詣者の護摩木8000枚が炊きあげられます。
新年竟宴祭 上賀茂神社
鎌倉時代から伝承されてきた新年の儀。神前に饗物を奉じ、舞楽が奉納されます。
■7日
七草神事 御香宮神社
江戸時代より七草を神前に供える七草神事が行われています。無病息災を願い参詣する人々に七草粥が振る舞われます。
若菜節句祭 西院・春日神社
七草粥が振る舞われます。この日に白馬を見ると健康に暮らせるという言い伝えにちなみ、「白馬(あおうま)飾り」が一般に公開され、風邪除け、中風除けの勝栗守りが授与されます。
■8~12日
初ゑびす 恵比須神社
商売繁盛の神様で知られるえべっさん、京都一円の「お商売人さん」が参拝し賑わいます。
8日 招福祭
9日 宵ゑびす祭
10日 初ゑびす大祭(十日ゑびす)
11日 のこり福祭
12日 撒福祭
■10日
七福神めぐり 泉涌寺
泉涌寺山内の七箇寺に祀られている七福神をめぐります。縁起物がそれぞれに違い、一つの福笹になる楽しみも!
福禄寿(即成院) 弁財天(戒光寺) 恵比寿神(観音寺) 布袋尊(来迎院) 大黒天(雲龍院)
毘沙門天(悲田院) 寿老人(法音院) 他に、愛染明王(新善光寺)、楊貴妃観音(泉涌寺)もお参りいただけます。
■10日
左義長(とんど)神事 新熊野神社(いまくまのじんじゃ)
しめ縄を巻き付けた左義長を神火で焚きあげます。勇壮な小正月の行事です。
■10~12日
初寅大祭 毘沙門堂
寅の日を縁日とする毘沙門天は、招福・勝負運・鬼門を守護する神とされ、特に初寅を重んじます。大祭の3日間は福笹の授与や、部料での甘酒の接待もあります。
■15日
左義長 平岡八幡宮
境内で「とんど」祭り。神前の鏡餅を焼いて参拝者に授与されます。
御粥祭 下鴨神社
小豆粥、大豆粥が神前に供えられ、接待も行われます。
■16日
武射神事 上賀茂神社
境内参道横の芝生に40mにもおよぶ射場が設けられ、神職達が狩衣装、烏帽子姿で的を射ます。この一年の息災を祈
願、悪鬼祓除の神事です。 用いられる蟇目矢(ひきめや)は、中が空洞になっていて放つと音を立てて飛ぶことから魔障を祓うと言われています。
■16日
通し矢(弓引き初め) 三十三間堂
三十三間堂の端から端まで約60mの距離を射通す弓道の腕くらべで、平安時代に始まったと伝えられています。出場者には新成人の姿も多くみられ、一斉に矢を射る粛々とした光景は「三十三間堂の通し矢」として全国に知られており、京の小正月になくてはならない風物詩となっています。
■20日
湯立神楽 城南宮
祓神楽、杓取の儀、御幣舞、笹舞が奉納され、悪霊退散、無病息災などが祈願されます。
■21日
初弘法 東寺
弘法大師の月命日のうち、正月のこの日は「初弘法」として特に賑わいます。骨董・植木・陶器などの露店約1200店以上、常連のファンも多いそうです。
■25日
初天神 北野天満宮
菅原道真の生まれ・流され・亡くなった日が25日といわれ、正月のこの日は「初天神」として特に賑わいます。奉納された書き初めの展示や、宝物殿の特別公開もあります。
■28日
初不動 狸谷山不動院
交通安全厄除祈祷でよく知られている不動院。初不動では、がん封じの御利益があるといわれる笹酒の接待があります。“狸谷飲み放題”と呼ばれ、長い青竹の筒に入れた酒を護摩の火で温めたお酒を、青竹の杯でいただけます。(車で行ったらいただけませんので、車のご祈祷は別の日に受けて下さいませ。)
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※振る舞われるもののうち、無料と断ったものには数に限りがあります。またそれ以外は授与料等が必要です。
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